非行の先にある薬物 大人よりも高い危険性

薬物依存者の回復をサポートする団体「沖縄ダルク」の佐藤さんは、自らも薬物を乱用していた経験から、その怖さを語る。

▽沖縄ダルク代表理事 佐藤和哉さん
「依存症になってしまったとしたら、自力でやめるのは困難だと思います。これ自分の経験から、そういうふうに思います」

「思春期・育ち盛りの子たちが大麻を吸うと、例えば不安症になったりだとか、元々精神疾患の気質がある子が引っ張り出されたりとか、鬱っぽくなったりだとか、そういったことはあると思います。ですから大人が吸うよりは危険性が高い」



学校や家庭問題などにより、少年たちが非行に走った先にある薬物問題。

孤独を感じる彼らの話を聞ける場所が充分あるのか、そして一度過ちを犯した彼らを社会は孤独にさせていないか。彼らとともに歩んでいける環境づくりが求められている。