アメリカ軍嘉手納基地で、周辺住民約100人が参加して津波を想定した避難訓練が行われました。
北谷町とアメリカ軍は、津波などの災害時に住民や観光客らが嘉手納基地の中に避難することができる協定を2014年に結んでいて、定期的に避難訓練を行っています。

大津波警報が発表されたという想定で行われた今回の訓練には、北谷町宮城などの住民およそ100人や渡久地町長らが参加し、第1ゲートを通過して1・5キロ先にある海抜58メートルの広場まで歩きました。

参加者は
「ざっくばらんに話しながら登ってはいるんですけど、どれくらいの距離か、タイムかがわかったんじゃないですかね」
参加者は
「家にいるときはあまり実感がわかないんですよ。歩きながらやっぱり考えますね」

訓練のあと、嘉手納基地のジョシュア・ランドビー副司令官は、「自然災害への備えは国をこえての協力が必要」としたうえで、近隣の住民に対して「必要に応じて収容施設の提供も行う」と話しました。