講演の最後に植松さんは、子どもたちに力強いメッセージを送りました。
「人の出会いには意味があるんです。
今日、僕とみんながこうして出会ってるのも意味がある。
なぜなら本当なら僕たちは出会わないはずの人生だったんです。
でも今日出会っちゃったんです。知り合いになってしまいました。
もうすでに、出会う前とは違う時間の流れがスタートしています」
「人と出会い、関わることで、人生は変わる」
自分の中の普通や常識は、人と出会うことで簡単に変わっていく。
だから、今までがどんなにダメでも、今がどんなに辛くても、未来だけは諦めなくていい。
「これからみんなには辛いことがいっぱいあると思います。
でもそんな時こそ勇気を出して、会いたい人に近づいてみてほしいと思います」
講演は、強く生徒の胸を打ちました。
久米島西中学校3年 与儀幸里奈さん:
「仲間と足りないものを補い合い、助け合うことで、夢を叶えることにつながるという言葉が印象に残りました。
私は絵を描くことが好きだけど、どうしても他の人と比べてしまい自信を無くすこともあります。
でもそれは自分の力を生かすためにまだやることがあるということだと、今日の講演を聞いてわかりました。夢というものの考え方に出会うことができました」
足りない自分を受け入れ、勇気を出して人に頼り、助け合う。
そんな当たり前のようで忘れられがちな人生のヒントが、この日、島の子どもたちの心に深く刻まれました。








