その後は弁柄研究が盛んな岡山大学などの協力も得て、”久志間切弁柄”の塗料化に成功。ことし1月、漆職人によって初めて正殿に塗られました。

●幸喜淳さん
「小さな積み重ねがあって、学問は進んでいくと思うんですけど。平成の時にいろんな調査をして建てられた正殿に、やってきた研究の成果をプラスすることが出来たというのは、本当に研究者冥利というか。やってきた人間として、すごく嬉しいことだと思います」
●諸見由則さん
「自分が思う以上に出来たので。本当に喜んでいますよ」

ありし日の首里城の姿を伝える、久志間切弁柄の赤。その裏には、研究者と職人の二人三脚での奮闘の日々がありました。








