中学生や高校生までもが戦場に動員された沖縄戦。男子は鉄血勤皇隊として武器を持って戦場に立ち、女子はひめゆり学徒隊など、看護要員として負傷兵の手当てや物資運びに追われました。
今では当たり前に享受している「子どもの権利」が、まったく保障されなかった時代を学んだ生徒たち。
「平和な社会を築くために自分たちができること」をそれぞれ考え、共有し合いました。
▼生徒たち
「これまで学んできたことを、伝えていきたい」
「人をバカにすることをしないことが大事。お互いの気持ちを分かり合う」
▼鈴木博子先生(平和教育担当)
「普段思っていることを、うまく言語化できないところがある子どもたちではあるけど、何も考えてないわけではない。これをうまく引き出せたかなという感触はある。やってよかったなと」
実感は持てなくても、現実にあった「戦争」を自分たちに引き付けて学ぶこと、伝えること。生徒たちはそれぞれが思う平和へのアクションを決意したようです。
▼生徒
「世界各地で紛争とか色々起きている。関心を持ちたい」
▼鈴木博子先生(平和教育担当)
「子どもを主体に、『もうちょっと知りたい、調べてみよう』という子が1人でも2人でも、少数でもいいので、そういう平和教育ができたらいいなと思います」