沖縄戦の実態について知ってもらおうと、当時の写真や資料を集めた展示会が宜野湾市で開かれています。

企画展「沖縄戦の中の宜野湾」は、宜野湾市立博物館が戦後80年に合わせて開いているもので、会場には沖縄戦に関する写真パネルや様々な資料が展示されています。

このうち市内での戦闘状況を記録した写真では、普天間付近を嘉数に向かって進攻していくアメリカ兵や、宇地泊から日本軍の砲座を狙うアメリカ軍の姿が捉えられています。

また、日本軍兵士の壊れた水筒やヘルメットのほか、戦場でアメリカ軍が一般住民に投降を呼びかけるため航空機から撒いた「伝単」と呼ばれる宣伝ビラなど激戦を物語る貴重な資料も紹介されています。

この展示会は来月13日まで、宜野湾市立博物館で開かれています。