このプロジェクトの支援を受け、仕事と住む場所を得た男性。仕事を始めて1年以上も勤める人がいる一方で、数日で再び罪を犯す人もいたといいます。
元受刑者の男性
「とりあえず、出るだけ出て、世話になるだけ世話になって、また半端なことしてっていう人もいるとは思うんですけど、でも中には本当にやり直したいという人も本当に多いので、そういう人たちのためには増えてほしいな、理解してもらえたらっていうのが一番ですかね」
今回、男性を採用した会社代表からメッセージをもらいました。
会社代表メッセージ
「刑務所内で初めて面談した時、受刑者とは思えないくらい真面目で誠実そうに見えたこと。それが彼の第一印象です。仕事ぶりはすこぶる真面目で、取り組む姿勢もとても前向きで頼もしく思っています。数年先、管理者として責任あるポストに就いてもらいたいと思っています。出会えて私は運が良かったです。今毎日そう思っています」
元受刑者の男性
「うれしいですね。自分をみてもらえたって感じるので。感謝しかないですね、本当に」「そこまで思ってもらえるなら、その期待にはこたえないといけないと思います」

赤嶺さんは受け入れ側としてこんな思いを持っています。
職親プロジェクト沖縄支部長・赤嶺義秀さん
「それは、再犯せずに真っ当に生きて、自分で事業を立ち上げて職親プロジェクトに入って、またそういう人たちを助けてもらえるのが一番です。自分の次に続く人たちを育てていきたいなと思っています」
職親プロジェクトの取り組みが、元受刑者たちが新たな一歩を踏み出す力となっています。
【記者MEMO】
沖縄支部長の赤嶺義秀さんは、沖縄の貧困問題が犯罪につながる側面もあるとして、子どもの貧困問題などさまざまな課題に関わる団体と連携を図りたいと話していました。