21日は、80年前の沖縄戦で伊江島の戦闘が終わった日です。伊江島では、戦没者を追悼する平和祈願祭が開かれました。

伊江島では、1945年4月16日から6日間にわたって激しい空爆や地上戦が繰り広げられました。日本側の犠牲者約3500人のうち村民の犠牲は1500人と推定されています。平和祈願祭には遺族や名城政英村長、玉城知事など250人が参加し、黙祷を捧げました。

▼家族4人を亡くした女性「みんな戦争のために、弾あたって。本当にもう、寂しいさ。何年経ってもこっちにいるんだねと思ったら寂しい」

戦没者の遺骨を収めた「芳魂之塔(ほうこんのとう)」には参列者が花を手向けたあと静かに手を合わせ、平和への思いを新たにしていました。