先月、埼玉県で発生し救出作業が続いている大規模な道路陥没事故。原因と指摘されているのが、下水道管の老朽化です。専門家は、県内で同じ規模の事故が起こる
可能性は低いとしていますが、「インフラの老朽化の問題は避けられない」と警鐘を鳴らしています。

▼浦添市に住む男性
「住んでいるところが違っていても、やり方は一緒ですよね。心配ですね」

▼那覇市に住む女性
「沖縄ですからね。車を持たないとどこにも行けない。下水道管がさびたり、老朽化したりしてないのかなと思いますよ」

県道路管理課によると、県が管轄する道路の陥没件数は、2024年は18件。台風などの災害によるものが多く、下水道管の異常が原因のものはないということです。

県内の下水道管の総延長は、約3600キロ。下水道法に基づき、5年周期で県内の下水道管を点検しています。



メンテナンスの必要性に応じて、下水道管を「緊急度Ⅰ~Ⅲ」に区分し、補修の優先順位を決めています。



▼宮城恵介 記者
「この下水道管の状態・緊急度はどう区分されますか?」
▼県下水道事務所 金城宏さん
「これは比較的きれいな方で、劣化がないという判定になります。特に我々の対応も必要ない、今後も継続して使用していく管になります」