週末の沖縄地方は再び大雨になるおそれが出てきています。その原因は、いま発生している台風25号です。まずは最新の進路予想からみていきます。

15日午後3時現在、台風25号はバシー海峡(台湾の南)に位置しています。中心の気圧は992ヘクトパスカル、1時間に約15キロのはやさで北北西に進んでいます。
すでに暴風域はなくなっていて、17日には熱帯低気圧に変わる見込みですが、決して油断できないのは雨です。
衛星画像重ねてみると台風周辺だけでなく、少し離れた東シナ海でも活発な雨雲が発生しています。
台風がもたらす南からの湿った空気と、高気圧を回る東風がぶつかって活発な雨雲が発生している状況です。週末は台風周辺の雨雲やこれらが沖縄地方にかかってくる予想です。

予想される24時間の雨量です。16日夕方までで本島地方80ミリ。また17日の夕方にかけては本島地方で50ミリ、先島諸島で80ミリの予想です。特に本島北部では、これまでの大雨の影響で地盤がゆるんでいるところが多くありますので、大雨災害の危険度が高くなっています。

この週末は川などを見にいかない、崖や斜面に近づかないなど、安全なところで大雨に備えるようにしてください。