名護市の安和桟橋近くで発生した死亡事故を受け作業を中止していた普天間基地の辺野古への移設工事で使う土砂の運搬について、防衛省は22日から再開する方針を固めました。


ことし6月、名護市の安和桟橋近くで普天間基地の辺野古への移設工事で使う土砂を運搬していたダンプカーが、抗議活動をしていた女性と警備員の男性に衝突する事故があり、警備員の男性が死亡しました。

事故を受け、防衛省は安和桟橋からの土砂の運搬作業を中止していましたが、関係者によりますと22日から安全対策を講じた上で運搬作業を再開する方針を固めたということです。


事故をめぐっては、県が防衛省に対し事故原因が究明され安全対策がとられるまでの間、土砂の搬出作業を中止するよう求めているのに対し、防衛省は県管理の道路であることから県に対してガードレールの設置などを要請しています。