14日午後0時すぎ、久米島の西の海上で竜巻が発生したのが確認された。午後0時25分ごろ、県立久米島高校の校舎2階から撮影された映像がRBCの「スクープ投稿」に寄せられた。

(午後7時更新:沖縄気象台が「2本の竜巻が海面に接水していた」として、海上竜巻の発生と判断したため記事を更新しました)

久米島の西の海上の曇から伸びた竜巻(14日午後0時25分ごろ撮影)

撮影した人によると、海岸の防波堤よりも沖合い側を通過した。人的被害はないとみられる。

久米島の西の海上の曇から伸びた竜巻(14日午後0時25分ごろ撮影)

近くにある花咲港では本島の泊港や渡名喜島などを結ぶフェリーが午後0時45分に入港したが、運行する久米商船によると、運行に影響はなかった。

また久米島空港近くのホテルから午後0時10分ごろ撮影された映像では、竜巻が2本、同時に発生しているのがはっきりと分かる。

少なくとも2本の竜巻が見える(14日午後0時10分ごろ撮影)

今年3月に伊江島の沖で発生した竜巻では、毎秒30メートルの突風が吹き、島のホテルの建物が破損するなどの被害があった。竜巻を目撃したら頑丈な建物のなかに隠れるなど注意が必要だ。