沖縄県うるま市の陸上自衛隊の訓練施設の整備をめぐり、防衛省は現在の訓練場整備予定地の取得を断念することも含めて、計画を修正する検討に入ったことが分かりました。
陸上自衛隊の訓練場の整備計画について防衛省はこれまで、反対の声が全県に拡大するなかでも、うるま市石川のゴルフ場跡地を予定地として取得する方針は変えていませんでした。

しかし関係者によりますと防衛省は土地取得の断念についても検討に入ったということです。
一方で、すでに来年度の予算案に計上している土地取得のための費用は取り下げず、県内の別の土地を代替地として探すことも検討しているということです。
こうした動きについて玉城知事はー
玉城知事「断念の検討は断念するというまで油断できません。ですから断念するという確実な判断を防衛大臣が自らしっかりと示すことが必要だと思います」

防衛省関係者によりますと、地元の反対は「想像以上」だとして予定地取得の断念も検討せざるを得ない背景を説明した一方で、訓練場整備の必要性は変わっていないとしています。