アメリカ軍のオスプレイが飛行再開したことを受け、市民団体が15日に緊急の抗議集会を開きました。

緊急の抗議集会は、事故原因の詳細が明らかにされないなかでオスプレイが3月14日に飛行再開したことを受け、市民団体「オール沖縄会議」が開いたものです。

市民らおよそ300人のほか、玉城知事も参加し、日米両政府の姿勢を強く非難しました。

玉城知事
「米軍のやりたい放題。止めることができない防衛省。私たち沖縄県民をまるで犠牲にしても構わないかのような、米軍言いなりの状態が続いています」

一方、木原防衛大臣はアメリカ軍のオスプレイ飛行再開について、練度を回復させるための「慎重で基本的なもの」だったと、飛行再開を評価しました。

木原防衛大臣
「運用能力を回復するための一連の段階的かつ慎重なプロセスの一環として基本的な飛行を行ったものと、そういう認識してます」

事故原因の詳細が明らかにされないままでの飛行再開に、反発が強まる地元と政府との温度差が浮彫りとなっています。