去年11月の墜落事故を受け飛行を停止していたアメリカ軍のオスプレイが、早ければ14日にも飛行を再開させます。

鹿児島県屋久島沖での事故を受け、およそ3か月にわたり飛行を停止しているアメリカ軍のオスプレイ。

オスプレイが配備されている普天間基地では、3月13日は目立った動きはありませんでしたが、去年11月にオスプレイ3機が飛来した嘉手納基地では兵士らが機体を点検する様子が確認されました。

防衛省関係者によりますと、アメリカ側から早ければ14日にも「オスプレイの飛行を再開する」と連絡があったということです。

これを受け、沖縄防衛局の担当者が県や宜野湾市などを訪れ飛行再開についてあらためて説明しました。

松川宜野湾市長
「原因の特定の部分がしっかりとした説明がされていない。市民・県民の不安がある。その払しょくができるような形にしてほしい」

説明を受けた宜野湾市の松川市長は事故原因についての新たな情報はなく「納得できない説明だった」と指摘しています。

玉城知事
「地元への説明よりも先に、飛行再開の報道がされたことも大変遺憾に思っています。米軍および日本政府に対し、事故原因や対策が明らかになるまで飛行を再開させないことを求めるとともに、オスプレイの配備の撤回を求めて参ります」

オスプレイをめぐっては事故の原因の詳細が明らかにされておらず、機体の安全性への不安が解消されないまま県内での飛行が再開されようとしています。