半世紀以上にわたり、医療現場の最前線にたってきた大分市中心部にある、救急指定病院が元日に移転しました。医療がストップしないようにわずか1日で100人を超える患者を移送する現場に密着しました。
大分市舞鶴町の舞鶴橋のたもとに1月、新しい病院がお目見えしました。大分中村病院です。建物の老朽化に伴い、新築移転しました。
(大分中村病院・中村太郎理事長)「街中にこだわってこの地に新しい病院を建てることになった。協力・支援していただいた皆さまに感謝している」
入院患者の安全な移送は2年前からシミューション
引っ越しを始めたのは、新年を迎えた1月1日の午前8時30分。自宅で過ごす入院患者が多いこの日を選びました。大分市大手町から移転する先は600メートルほど離れた場所ですが、医療を止めないためには1日で、108人のすべての患者を安全に移送させなければなりません。

(大分中村病院・梅木和美さん)「緊張しています。頑張るしかないので、きょうが本当に本番なので今までたくさん頑張って練習もしてきたし、考えてきたので冷静に頑張りたい」
引っ越しを取り仕切る梅木和美さんはこの日のために2年以上、入念な準備を進めてきました。






















