「搬送車両のリフトが動かない…」トラブル相次ぐ
患者1人ひとりを搬送車両に乗せる大移動が始まりました。リハーサルも重ねてきましたが、予期せぬトラブルが相次ぎます。搬送車両のリフトが上がらず、出発できず、患者を一旦救急救命室に戻しました。また、ベッドを動かすことができない部屋のスタッフ間の情報共有ができておらず、慌ててストレッチャーを用意する場面もありました。さらに、患者を搬送する車両から血痕が見つかったとの報告がありましたが、運転手が手に軽いけがをして付いたものということが分かりました。他のトラブルもスタッフが柔軟に対応して、解決しました。

(大分中村病院・梅木和美さん)「トラブルがたくさんありましたけど、何とか順調にいっています」
容体の変化に細心の注意を払いながら次々と患者を搬送し、開始から3時間後の午前11時30分に無事に移送が終了しました。

(引っ越しを終えた患者)「土手がよく見えて景色がいい」「いいよ。最高」
(大分中村病院・梅木和美さん)「とにかく終わってよかった。それだけです。本当にみなさんが協力してくれたのでありがたかった」
(大分中村病院・渡辺充副院長)「これからまた患者さんに寄り添いながらの医療を展開していって、いい病院になるように頑張っていきたい」
57年にわたり地域の医療を支えてきた大分中村病院。生まれ変わっても、患者と向き合う姿勢は、これからも変わりません。






















