大分大学のドローン調査で今回火災が鎮圧したエリアでも100度以上の熱源が確認されたことがわかりました。火種を消しきるため地上でも赤外線による調査が始まりました。

火災現場で調査にあたっているのは大分大学の鶴成悦久教授です。鶴成教授は県や大分市と連携して熱を感知できる「サーマルカメラ」を搭載したドローンを夜間に飛ばして、熱源を調べています。

(大分大学・鶴成悦久教授)「鎮圧は今されている形だが、どうしても火種が残っていて、特に山林の方、ドローンのサーモグラフィーを使って調査をしている」

19日夜に撮影された画像を分析すると100度以上の熱源が点在しているのが確認されました。消防やヘリによる消火活動は熱源が確認された地点を重点的に行っているということです。さらに、地上でも赤外線カメラを活用して火種が残ってないか午後から調査が始まりました。

(鶴成悦久教授)「持てる分だけのサーモカメラを投入しながら消防隊員にも持ってもらい、ひとつの手がかりとして消火活動にいかしてもらう」

大分市には現在、強風注意報が発表されています。鶴成教授は迅速な鎮火に至るかは風の影響が左右すると話します。

(鶴成悦久教授)「懸念されるのが今夜にかけて風が強くなるという予報が出ている。風の影響は今回の火災の大きな要因になったと考えられるので、なんとか消火活動していきながら再燃しないのがこれから一番重要」