長崎市長「極めて深刻で大きな問題」

【住】同じ観光地としての長崎市の今後の対応が気になりますね。
【平】市長になる前は『九州運輸局長』であった長崎市の鈴木史朗市長に考えを聞きました。

鈴木史朗 長崎市長:
「2024年問題は、本当に深刻な、極めて大きな問題だというふうに考えております。
我々としても、国・県、そして業界の皆様と一緒になって、運送業界、運輸業界を担ういわば、エッセンシャルワーカー(日常生活を維持するために不可欠な職業)でございます。
そういうエッセンシャルワーカーの皆様の仕事が、どういう仕事なのか、やりがいを、きちっと伝えられるように、情報発信する──そういう取り組みをぜひ連携してやっていければというふうに思っております」

【住】残り9か月余りですので、具体的な取り組みを進めて欲しいと思います。
平家さん『2024年問題』は運輸業界だけの問題ではないのですよね?
【平】医療や建設業でも対応が求められていますが、県内の業界団体などでは模索が続いている状況です。
『2024年問題』の影響を直接受ける企業だけでなく、そのサービスを利用する企業や消費者、それに行政も一緒になって、どう対応していくか考えていく必要があると思いますが、それぞれのサービスを持続させていくためには私たち、消費者としても多少の『利便性の低下』や『金銭的な負担』を求められることも想定されます。