
十八親和銀行 山川 信彦頭取:
「離島を有する長崎県は、遠方から治療に通わざるを得ない子どもがたくさんいます。
交通費や宿泊費など、経済的負担はもちろん、肉体的負担や、精神的負担が非常に大きいという問題がございます」
長崎大学病院の患者には『小児がん』や『消化器疾患』など 難病を抱える子どもも多く、外来と入院を合わせると、その数は年間およそ1,900人に上り、中には1年間にも及ぶ『長期入院』を余儀なくされるケースもあります。

その負担を減らそうと十八親和銀行は、長崎市で難病の子と家族の宿泊を受け入れる活動を続けている野添 恭士さんと協力。
施設は銀行が無料で貸し、運営は野添さんたち『長崎ペンギンの会』が行います。

長崎ペンギンの会 野添 恭士 代表理事:
「理想通りの宿泊施設ができたと思います。(利用者は)もう感激されると思います」

施設名の『ペンギン』はマイナス60度の “過酷な環境” でも 家族で協力して子育てするコウテイペンギンから取りました。