ボランティアで支える運営

施設には5月14日までに五島などから 10件の予約がありました。
施設は無料で借りていますが、運営費用は寄付で賄わなければならず、ミーティングをしているスタッフは全員ボランティアです。

長崎ペンギンの会 山田 洋子さん:
「元々 私、自分自身で不登校の子との世話とかで 法人を立ち上げてやってたんですけど、それはもう終わったので、一休みしようと思ってたところに お話があって。すごいことをやってらっしゃるなと思って手伝うことにしました」

長崎ペンギンの会 里 一美さん:
「教職員だったんです。(野添さんの活動は)とても自分ではできないと思っていました。ここにおられる時にはホッとした気持ちでゆっくりして頂きたい」

思いが形に── どうしても欲しかった “和室”

設計段階から施設の改装に関わった野添さんが どうしても作りたかったのが『和室』です。

長崎ペンギンの会 野添 恭士 代表理事:
「ご家族の方たちがもう、ホテルではちょっと足を伸ばしたりしてくつろげなかったんだけど(旧ハウスは)畳の部屋だったので、もう本当にゆっくりできましたっていう感想を言われてたので」

家庭の味を 家族みんなで味わいながら、自宅のようにリラックスできる場所にしたい ──野添さんの思いが形になりました。