田中さんによりますと犯人が嫌がる要因が4つあると言います。

1つ目は「周りに知らせる大きな
2つ目は「犯行を照らす
3つ目が「目撃証言となる人の目
そして4つ目に「犯行に時間がかかること」です。

田中さんが勧める“手軽に始められる対策”は──

防犯アドバイザー 田中健一さん:
「サッシ用の“補助錠”です。これ、私も十数年使いましたが、特に故障なく使うことができていますので」

補助錠は100円ショップでも買うことができます。
取り付けることで…鍵がかかっていなくても“窓は開かなくなります”

犯人は『侵入に5分以上かかると7割が諦める傾向』というデータがあり、侵入に時間をかけさせる対策が効果的だと言います。

防犯アドバイザー 田中健一さん:
「まずは防犯対策、被害に遭わないための対策を第一にとってください。
必ずしもお金をかけなければいけないとか、高い費用をかけないとできないということではないということをですね、まずは知っていただいて、“身近なところ”や“できるところ”から導入していただくということがベストかなと感じております」

住居侵入防ぐには まずは“確実な施錠”

一方で、去年、長崎県内で発生した住宅侵入窃盗事件のうち“無施錠”だったものがおよそ7割を占めるなど、県民の防犯意識は決して高いとは言えません。
県警は“カギをしっかりかける”など 基本的な対策の徹底が重要だと言います。

長崎県警 生活安全企画課 岩本茜 課長補佐:
「基本的なものですけども『鍵をかけておく』『戸締りをする』『二重ロックをする』ことも対策になるかと思います。
自分のところは関係ないと思わずに、自分のところにも“そういう被害があるかもしれない”という危機意識をもって防犯対策を改めて見直していただきたいと思います」

騙すだけでなく力で奪う──

巧妙かつ凶悪化する事件は広域化する傾向も見せており、犯罪に向き合う市民生活の形にも変化が出始めています。