プロ野球春季キャンプリポート、今回は、リーグ3連覇を果たし、勢いに乗るオリックス・バファローズです。

(大田愛理リポーター)
「Vが4つ並んで4連覇へ!『おりふぉーWW』をスローガンに、王者のさらなる挑戦が始まっています」

宮崎キャンプ10周年を迎えたオリックス。
2年ぶりの日本一奪還を目指し、宮崎市清武総合運動公園でトレーニングに励んでいます。

(オリックス・バファローズ 中嶋 聡 監督)
「細かいところを全てべレベルアップしたいと思うし、そこに神経を使いながらメニューを組んでいきたい」

今年最大のテーマとなるのが、絶対的エースの山本由伸投手や山崎福也投手の抜けた「先発陣」の整備です。

そうした中、新たなエース候補として注目なのがこちらの2人。

3年連続で2桁勝利を挙げ、WBCでも活躍した宮城大弥投手に、昨シーズン「9勝」を挙げ、新人王のタイトルを獲得した山下舜平大投手です。

2人ともキャンプ第2クールからキャッチャーを座らせて投球練習に臨んでいました。

(オリックス・バファローズ 宮城大弥投手)
「由伸さんが抜けて最初のシーズンなので、技術面もそうだが、トレーニング面もまだまだ挑戦できる1か月なので、しっかり体と相談しながら、いろんなことを挑戦してシーズンを迎えたい」

また、昨シーズン1軍昇格を果たし、リリーフで4試合に登板した宮崎市出身の横山 楓投手もA組でキャンプスタート。

力強いストレートを武器とする横山投手ですが、キャンプ初日には日米通算201勝の野茂英雄さんから「野茂フォーク」を教わったそうで・・・

(オリックス・バファローズ 横山 楓 投手)
「今までしたことなかった握りだったので、目からウロコというか、びっくりした部分もあったし、でも難しいところもたくさんあるので、いっぱい練習して自分のものにできればいい」

プロ3年目となる今シーズンは、開幕1軍を目指し地元でのキャンプで汗を流しています。

(オリックス・バファローズ 横山 楓 投手)
「しっかりアピールして、自分の持っているものを発揮できればいい。今年は皆さんに良い報告がたくさんできるように頑張りますので、応援のほどよろしくお願いいたします」

一方、野手陣で今年も主軸として期待されるのが、昨シーズンのパ・リーグ首位打者、頓宮裕真選手や森 友哉 選手。

バッティング練習では快音を響かせていました。

(オリックス・バファローズ 頓宮裕真選手)
「しっかり試合前はやるべきことを準備、それを大事にして、まずは開幕スタメンで出られるようにしっかりアピールしたい」

また、広島から移籍した西川龍馬選手も加わり、打線の厚みが増しています。

そして、B組で調整に臨んでいるのが、日章学園出身の平野大和選手です。

2019年に、育成4位の指名を受けて入団。
昨シーズンは、7月に支配下登録を勝ち取りましたが、1軍出場は4試合にとどまり、思うような結果が残せず再度、育成からのスタートとなりました。

再び支配下登録を目指し、首脳陣へ猛アピールを続ける日々が続きます。

(オリックス・バファローズ 平野大和選手)
「全体的なレベルアップを目指して、できるだけ早く支配下をとって、1軍の舞台で試合に出れたらいい。全力で頑張るので応援よろしくお願いします。」

開幕戦に向け、王者がどんな仕上がりを見せるのか。
リーグ4連覇、そして日本一奪還を目指す戦いはすでに始まっています。

オリックスの春季キャンプは、清武総合運動公園で今月29日まで行われます。

※MRTテレビ「Check!」2月8日(木)放送分から