2月から始まるプロ野球の春季キャンプを前に、選手たちの自主トレが始まっています。
9日は、宮崎県都城市出身で読売ジャイアンツの戸郷翔征投手が母校での自主トレを公開しました。

都城市出身で読売ジャイアンツの戸郷翔征投手。
去年に引き続き、母校である延岡市の聖心ウルスラ学園高校のグラウンドで自主トレを行っています。


(読売ジャイアンツ 戸郷翔征投手)
「本当に応援してくれる方も多いし、いろんなものをくれたりや、声をかけていただいたりとか、その温かさに惹かれて毎年やっている」

自主トレは、「チーム・戸郷」のメンバーらと行っていて、キャッチボールやノックなどに汗を流しました。


戸郷投手は去年、WBC侍ジャパンのメンバーとして、決勝のアメリカ戦を含む2試合に登板し、14年ぶりの世界一に貢献。

また、巨人ではチーム最多となる12勝をあげましたが、チームは4位に終わりました。

(読売ジャイアンツ 戸郷翔征投手)
「WBCから世界一になってすごく嬉しかったし、そこからチームに戻って、いい雰囲気でシーズンを迎えたが、チームとしてはBクラスに終わって、すごい不甲斐ない結果となってしまったので、今年は必ず日本一というのを目標に頑張りたい。」


世界の舞台も経験した戸郷投手ですが、同じく宮崎ゆかりの選手である都城高校出身の山本由伸投手のドジャース移籍が大きな刺激となったようです。

(読売ジャイアンツ 戸郷翔征投手)
「(山本投手のメジャー移籍は)本当にすごく自分のことにうれしいし、メジャーで活躍している姿というのを、また見られることをすごく楽しみにしている。目標としてはそういうところでプレーすることが一番だが、日本でしっかりと成績を残さないことには行けないし、いい結果が残せないと思うので、そこを目標にしながら頑張りたい」

プロ6年目となる今年、初の開幕投手に指名された戸郷投手。
日本を代表するエースを見据え、さらなる成長を誓います。


(読売ジャイアンツ 戸郷翔征投手)
「今年はMVPを狙って、本当にチームとしても日本一にならないといけないし、投手としてもタイトルを本当に全部取るような勢いじゃないことには取れないと思うので、そこを目標にやっていけたらいい」

戸郷投手は、10日に県民栄誉賞が授与されるほか、県警察本部の一日通信指令官を務めることになっています。