食感が楽しめる 日向夏のドレッシング

一方、日向市のミツイシが手がけているのが、「日向夏ドレッシング」。

先月、日本野菜ソムリエ協会が開催した第1回ドレッシング選手権で、全国91種類の中から日本一の最高金賞に次ぐ、金賞を受賞しました。


(ミツイシ 那須浩二営業課長)
「結構お問い合わせをいただいております。それに伴って日本全国の大手量販店さん今、お取り扱いいただいているんですけど、そちらのバイヤーの方々からもちょっとお声をかけていただいて『大丈夫なのか』と『生産量は大丈夫なのか』とかいううれしいお声をいただいます」


このドレッシング、以前、運営していた「はまぐり碁石の里」のレストランで出していたもので、客からの「販売してほしい」との声を受けて商品化。

販売開始から今年で11年目を迎え、累計販売数は300万本を超えています。


(ミツイシ 那須浩二営業課長)
「一番の特徴は、日向夏の皮のところから刻んで、中に入れているというのがまずあります。独自の熱をかけない製法で作っておりますので、具材の方もまだきっちりとした形が残って、食べた時に『シャキシャキ』という食感が楽しめるドレッシングになっております」


また、柔らかな酸味のりんご酢を使っていて、さっぱりとした味わいと爽やかな風味を楽しむことができるため、ミツイシではサラダ以外への使い道も提案しています。


(ミツイシ 那須浩二営業課長)
「私たちが提案するときのうたい文句の1つとして、『ドレッシングでおわらない』といううたい文句がございます。例えば、から揚げとかお魚にかけてカルパッチョとか、そういった形でも楽しめますし、具材の方が薬味の代わりをしてくれますので、そちらの方でも楽しんでいただけるというところ」

『ご当地の旅行に行ってみたいな』という工夫

年間1000種類以上のドレッシングを試食している専門家は、最近のドレッシング市場について次のように話します。

(まるごとにっぽん 藤生安津子チーフバイヤー)
「4、5年前から(ご当地ドレッシングの種類が)増えてきてるなとは思っておりますが、ここ最近、もっと『ご当地の旅行に行ってみたいな』と『食べてみたいな』と思わせるような工夫が、皆さん、最近多いですね」

全国では年間100種類以上の新しいドレッシングが誕生しているんだそうです。

(まるごとにっぽん 藤生安津子チーフバイヤー)
「(ドレッシングは)冷蔵庫に何本か、何種類か集めて買われている方も多いので、北海道から九州・沖縄までいろんな味が楽しめますので、旅した気分になるということで、ドレッシングでいろんなことを体験してもらったらいいなと思います」


個性豊かなご当地ドレッシング。その地域の魅力を手軽に知ることができる食卓の名脇役です。

※MRTテレビ「Check!」4月11日(火)放送分から