土地価格の急騰 2倍?このままいけば3倍?


相次ぐ開発は、空き家の解消などにもつながっています。
(廃墟と化していた遊技場も解体へ)



その一方で・・・

(不動産会社OONO 大野裕己社長)
「(土地価格が)この2~3年がいちばん急激に上がってきたと感じています。値段は2倍か、このままいけば3倍くらいいくのでは・・・」

青島地区で土地取引を行う不動産会社によりますと、住宅地の価格は、以前は、坪10万円前後だったのが、宮崎市の中心部に匹敵する20万円前後に上昇。
元々土地が少ないこともあり、さらに、上がる見通しだということです。

地元関係者も戸惑い


活況を見せる青島の不動産。地元の再開発にも携わる関係者は、どう見ているのでしょうか?

(青島再勢プロジェクト 長友安隆会長)
「売買価格の高騰で、本来の自然な取り引きを阻害する要因になると思う」

地元関係者も戸惑う不動産価格の高騰。

1960年代から70年代の新婚旅行ブームで、観光宮崎の象徴となった青島。



しかし、そのブームが終わると、廃業したホテルなど、負の遺産が残されました。

現在は、コロナ禍による海外旅行の制限が、県外サーファーを青島に引き寄せる要因の一つとなっていて、地元関係者は、制限がなくなれば、再び、海外に奪われるのではと、懸念しています。



(青島再勢プロジェクト 長友安隆会長)
「前の時代の負債があった経験がある。今の動きが次の世代に、新たな負の遺産とならないようにしっかり地に足のついた開発、住民の相互理解により、まちづくりの一環として観光活性化が望まれると思う」

大都市圏のサーファーが注目する青島。やがて迎えるアフターコロナでの開発の行方が注目されます。

※MRTテレビ「Check!」5月10日(火)放送分から