25日の宮崎県内は、この冬一番の強い寒気が流れ込み、10年に1度程度の低い気温になりました。
引き続き、路面の凍結や水道管の凍結などに注意が必要です。
この冬一番の強い寒気の影響で、県内の各地の最低気温は、五ヶ瀬町鞍岡(くらおか)でマイナス9.3度、美郷町神門(みかど)でマイナス8.6度、高鍋町でマイナス8.3度などと、県内17の観測地点すべてで氷点下に。宮崎空港では観測史上最低を記録しました。
こうした中、最低気温がマイナス3.1度になった宮崎市では…
(下川祥子記者)
「こちらの水路では水が完全に凍ってしまっています」
(幼稚園児)
「風が吹いて寒くなっちゃってね、手袋でこうやってしちゃったりね」
(通勤途中の男性)
「ダウンの下にいっぱい着て、何とかやってます」
交通機関にも影響が出ています。
宮崎空港を発着する空の便は、日本航空の福岡発宮崎行き、ソラシドエアの名古屋発宮崎行きがそれぞれ1便欠航したほか、ピーチの大阪と宮崎を結ぶ往復便の欠航が決まっています。
高速道路は、九州自動車道のえびのIC~鹿児島IC間、宮崎自動車道のえびのJCT~高原IC間が現在通行止めになっています。
また、宮崎交通によりますと、高速バスは、宮崎市と福岡・熊本・新八代を結ぶ路線が上下線とも始発から運行見合わせ、延岡市と福岡、熊本を結ぶ路線が上下線とも終日運休となっています。
気温は、25日の日中は上がるものの、26日朝は、25日朝と同じくらいか低くなる見込みで、気象台では路面の凍結、農作物や農業施設の管理、それに水道管の凍結に注意するよう呼びかけています。