文部科学省は、授業の時間を小中学校の判断で柔軟に調整できる新たな制度の導入を検討しています。それが「調整授業時数制度」です。
今年度から、宮崎県内では4校で先行的にこの制度が導入されています。どのようなメリットがあるのでしょうか。
日之影町の宮水小学校。
今年度から授業時間を45分間から5分短縮し、40分としています。
(児童)
「決められた時間に勉強できるので、集中できる力がついた」
宮水小学校を含む県内4つの小中学校で導入されている「調整授業時数制度」。
現在、小中学校の授業時間は学習指導要領に基づき教科別に年間のコマ数が決められていますが、この制度では、学校判断で授業時間を最大およそ15%減らすことが可能となっています。
宮水小学校では、4年生以上の場合、1年間で945コマの授業を5分ずつ短くし、授業時間を105コマ分減らしました。
そして、その余剰分で「国語」と「算数」のコマ数を増やし、児童たちの基礎学力向上を図っています。
(児童)「友達と一緒に学習する時間が増えてうれしい」
このほか、教員の授業の準備や教材研究の時間にも充てられているということです。
(宮水小学校 戸高留美子教諭)
「5分短くなったということで、子どもたちが帰る時間もちょっと繰り上げられる。自分自身の教材研究の時間も増えたと実感している」
文部科学省は全国での先行事例を踏まえながら、制度の具体化を進めるとしていて、2030年度に小学校での全面実施を目指しています。
(宮水小学校 黒木賢二校長)
「先に課題に直面することによって、それを一つでも解決していく。今後の新学習指導要領への現場での参考になればと思う」
児童の多様な学びや、教員の働き方改革など、さまざまな観点から教育現場の改革が進められています。
【参考】
「調整授業時数制度」を導入しているほかの小中学校では、学びを考える授業や読書の時間を設けているということです。







