都城市山之口町では、伝説の巨人にまつわる「山之口弥五郎どん祭り」が開かれ、多くの家族連れなどでにぎわいました。

「弥五郎どん」は、今から1300年以上前に大和朝廷への反乱で活躍した隼人軍の族長と伝わる伝説の巨人で都城市山之口町で毎年行われる「弥五郎どん祭り」は、宮崎県の無形民俗文化財に指定されています。

高さ4メートルの「弥五郎どん」を先頭にした御神幸行列にはおよそ120人が参加し、的野正八幡宮の600メートルの参道を練り歩きました。

(参加した6年生は)「色んな人に触ってもらったのでよかった」

「これが最後かという思いを感じながら最後まで(弥五郎どんを)引っ張ってよかった」

(見物客は)「地域の文化に触れるのは、いいことだと思っていたので、今日は見に来たいなと思って(来た)。実際に見てみるといい。大満足です。来年も来ます」

「弥五郎どん」のゆかりの物に触れると1年間、病気をしないとの言い伝えがあることから見物客たちは衣装や刀に触りながら、無病息災を祈願していました。