働く病院内にがん患者や家族が情報交換や交流を深める「がんサロン」
土日さんには、仕事をする上で、長年温め続けてきたある夢がありました。
この日はその夢の実現に向け、病院内のスタッフが集まりました。

(土日ルリ子さん)
「皆さんが来て、癒されて、自分が苦しんでいる症状を軽くしてもらって帰る、ほっとする場所にしてほしい」

土日さんの夢は、自身が働く病院内にがん患者やその家族が情報交換したり、交流を深めたりするがんサロンを作ること。
土日さんが緩和ケアの認定看護師になって10年余り。職場の人たちと連携して今年2月、ようやく開設されました。


(協力するスタッフ)
「ちょっとでも病気に対する不安や治療に取り組んでいこうという気持ちを下支えしていけるといいなと思っています」
「自分も経験してるんですよ。ご飯を食べるだけ、匂いだけでもきついということを知っているので、自分が知っていることを共有したい」


(土日ルリ子さん)
「(がんサロンを)立ち上げたくて、ずっと情報収集もしてたけど、コロナ禍でなかなか進まなかったところもあって、何年もかかってしまったんですけど、『1人で闘っているんじゃないんだよ』っていうところを、『みんなで支えていけるんだよ』っていうところを伝えられたらいいなと思ってます」











