宮崎県小林市の商店街に去年オープンした古着屋に注目します。
店を開いたのは、東京から小林にUターンしてきた2人の若者で、洋服だけではなくさまざまなカルチャーを発信する場所にしたいと奮闘中です。
どんなお店なんでしょうか?
新店のオープンで活気づく商店街の古着屋
小林市にある赤松通商店街。
風情ある昔ながらの商店街ですが最近、新しいお店が続々とオープンしています。

こちらは今年9月にオープンしたカフェ。豆にこだわったマスター自慢のコーヒーが楽しめます。
(COFFEE GIRAFFE 宮脇博之さん)
「おかげさまでオープンして2か月ちょっとですけど、リピーターさんもだいぶついていただけている感じはしまして、お客さまとつながっていければいいかなと考えている」


いま、活気づいている商店街には一軒の古着屋があります。
その名も「CHILK」(ちるく)。
まるでギャラリーのような広々とした空間の店内には、ぱっと目を引く個性豊かなデザインの服が飾られています。


(CHILK 轟木凌也さん)
「うちが基本的に年代で言うと1980年とか90年の古着をメインに扱っている」
去年、この店を開いたのが小林市出身の轟木凌也さん(28歳)と比志島隆太さん(26歳)です。

高校時代、ともに硬式テニス部に所属し、卒業後、東京での就職先も同じだったいう2人。
上京してから古着の世界に魅了され、ファッションの楽しさを地元にも広めたいと小林でアパレルショップを開くことを決意しました。


(CHILK 比志島隆太さん)
「(古着は)新品じゃないちょっとくたっとした感じとか、体にフィットする感じとか、素材とかがすごく心地よくて、古着を好きになった最初のきっかけになりました」
店で扱っているアイテムはすべて東京の古着屋などで仕入れたもので、年齢や男女問わずに着用できるデザインが多くそろっています。

また、内装にもこだわり非日常の中にも居心地の良さを感じられる店を作りました。
(CHILK 比志島隆太さん)
「空間とか余白をぜいたくに使って、洋服が映えるように内装も白を基調にして、色味の強いものをそろえて1点、1点が主役になれるような感じでレイアウトしています」
