「学校に宣戦布告!制服を変えたい!」
また、同じく来年度から制服のモデルチェンジを予定しているのが宮崎大学附属中学校。
きっかけは生徒たちの声だった。
(文化祭の様子見せる)「学校に宣戦布告!制服を変えたい!」



文化祭の発表の場で3人の女子生徒が訴えた制服改革。ジェンダーレスの観点から今の制服は問題があると指摘した。
(宮崎大学附属中学校 森琴乃さん)
「男性用のスカートは導入されないのかと問いを立てて、学校に制服の変更を求めた感じです」
(宮崎大学附属中学校 廿日出真由子さん)
「やっちゃったっていう感じはしたんですけど、私たちの要望に対して、学校側がちゃんと応えてくれたので、それは嬉しかった」

学校では、生徒や保護者にアンケートを実施して現在の制服の問題点も洗い出した。
(宮崎大学附属中学校 金丸賢一校長)
「半分の保護者が洗濯しにくいという意見が出ている・・・」

そして、10か月間にわたって協議を重ねた結果、新しい制服は軽くて動きやすい素材を採用したブレザーやチェックのスカートやズボンに決まり、男女問わず、自由に形や色を選べるようになった。



(宮崎大学附属中学校 金丸賢一校長)
「幅広い世代からアンケートをとって、制服一つのことなのですが、みんなが主体的に自分のことのように考えて、ここまで来てよかったと思います。」
(宮崎大学附属中学校 村上真耶さん)
「初めは学校がこんなに応えてくれるとは思っていなかったので、とてもびっくりしたんですけど、やっぱり自分たちが意見を出し合って実現できるというのはとても嬉しいことだなと思いました」


伝統的に受け継がれてきた制服。
多様化への理解が深まる中で、いま、大きな転換期を迎えている。


※MRTテレビ「Check!」11月3日(祝・木)放送 「Check!調査班」より