子育て中の女性を支援しようと、宮崎市の助産院で「赤ちゃん食堂」が県内で初めて開催されました。
どのような取り組みなのでしょうか。
お昼時、宮崎市の助産院をのぞいてみると、赤ちゃんとお母さんたちの姿が。
普段、自分たちの食事は二の次なことが多い、お母さんたちですが、きょうはリラックスして昼食を楽しんでいます。
宮崎市の「はれはれ助産院」で開催されたのは「赤ちゃん食堂」。
この取り組みは神奈川県の助産院が始めたもので子育て中の女性を手助けしようと、今、全国的に広がっています。
県内初開催となった22日は0歳から1歳の赤ちゃんとお母さん7組が参加。
地元農家などから寄付された食材を使った離乳食を赤ちゃんが食べた後は、保育士や助産師などのボランティアスタッフが子守りを担当し、お母さんがゆっくりと食事をしたり、情報共有をしたりする時間がとられました。
(参加者)
「子どもを連れて食事に行くこともできないし、話しながらゆっくりごはんが食べられたらいいなと思って来た」
「ゆっくり食事はなかなか取れないので、本当に助かる」
(はれはれ助産院 日高遥佳さん)
「子育ては先が見えないというか、ゴールがないから、『この日があるから頑張れる』とか、『また来たい』、『何かあれば、ここに来ればいいよね』というところになればうれしい」
はれはれ助産院では、来月から月に1回のペースで「赤ちゃん食堂」を開催する予定だということです。