初土俵から11年 宮崎県出身の力士として44年ぶりの新入幕

実家はちゃんこ家で元十両の松恵山を祖父に持つ、琴恵光は15歳で佐渡ヶ嶽部屋に入門。
初土俵から11年、宮崎県出身の力士として44年ぶりとなる新入幕を果たしました。

(琴恵光 取材当時26歳)
「名古屋場所ではお客さんに喜んでもらえるような自分らしい相撲を取っていくので、よろしくお願いします」

2021年には自己最高位となる前頭4枚目に番付を上げた琴恵光。
去年5月に現役を引退し、年寄「尾車」を襲名しました。

(琴恵光)
「本当に地元から愛されていたんだなという実感が湧いたし、その思いを自分が何とか土俵で返せるように頑張ってこれた」

歴代の化粧まわしの隣に 祖父・松恵山関の化粧まわしも展示

力士としては小柄ながらも、まっすぐな相撲で多くの人に愛されてきた琴恵光。
そんなファンへの感謝の気持ちを込めて、会場には地元・延岡市の特産品や琴恵光グッズが販売されました。

また、一角には琴恵光の歴代の化粧まわしが並べられ、その隣には祖父、松恵山関のものも。

この光景に父、柏谷正倫さんは…

(琴恵光の父 柏谷正倫さん)
「(この並びは)熱くなります。連れてきてよかった」