全国高校選抜大会に出場する宮崎県の注目校を紹介します。今回は初出場の日南学園女子ソフトテニス部です。大舞台での勝利を目指し、練習に熱が入っています。

創部9年の日南学園女子ソフトテニス部。
去年11月の県高校新人大会では、団体戦で悲願の初優勝。
そして、去年12月の九州高校新人大会では団体戦で4位に入り、全国高校選抜大会への切符を初めてつかみました。


全国高校選抜大会は屋内で行われるため、団体戦に出場する8人の選手たちは体育館での練習に励んでいます。


中でもチームを引っ張るのは、こちらのエースペア。キャプテンの鈴木心暖(ここの)選手と、副キャプテンの大山莉里華(りりか)選手です。


ダブルス3組で争う団体戦。県新人大会で2人は、優勝がかかる3番手で登場しプレッシャーを跳ねのけ勝利しました。

(鈴木心暖選手)「3番勝負で勝ったのですごくうれしかった」

鈴木選手は、素早い動きと正確なショットが持ち味。
一方、大山選手は、長い手足を生かしたネットプレーに加え、鋭い回転をかけたスライスショットやカットサーブが武器です。

そんな2人は、中学時代、県大会の決勝など試合で何度も対戦してきたライバルだったんです。

中学時代のお互いの印象を聞いてみると…

(大山莉里華選手)「(鈴木選手は)強い。何をしてもボールが返ってくる」(鈴木心暖主将)「(大山選手は)ツイスト(回転ショット)を使ってくるからちょっとだるい選手だな」

高校では1年生からペアを組みクラスも同じだという2人は、今では一番に信頼できるパートナーです。


(大山莉里華 選手)「(鈴木選手は)自分が前衛で後ろにいると全部決めてくれるしきついときでも助けてくれる」

(鈴木心暖 主将)「(大山選手は)レシーブでツイスト(回転ショット)をしたりして決めてくれることがあるからいい」

(黒木大貴「お互いの長所を出せるペアだと思うので、やることもちょっとトリッキーなプレーもすごく多いのでそこの良さがどんどん出ていけばいいなというふうに思ってます」


2人のほかにも1年生からレギュラーとして活躍している選手も多い日南学園。

初めての全国の舞台ではベスト8を目標に、まずは初戦突破を目指します。


(黒木大貴監督)「緊張感もすごく高いと思うが練習の雰囲気をそのまま出してくれると自分たちの力も発揮されると思うのでとにかく思い切って楽しむことを忘れずにやってほしい」


(大山莉里華選手)「自分たちより強い相手がいっぱいいると思うけど、それでも少しでも多く勝てるように頑張りたい」

(鈴木心暖主将)「1球1球を大切にして1つでも多く上に上がれるように頑張りたい」

「全国選抜ベスト8入るぞ!」

ソフトテニスの全国高校選抜大会は、今月28日から和歌山県で行われます。