本に触れる機会を増やそうと2020年から取り組まれている「宮崎本大賞」。
宮崎県内の書店の店員がとっておきの一冊を選ぶのですが、今年は高齢夫婦と中年の3人の息子の日常を描いた小説「じい散歩」が選ばれました。
今年の「宮崎本大賞」に選ばれたのは、福岡県の作家、藤野千夜さんが書いた小説「じい散歩」です。
「宮崎本大賞」は、県内の書店の店員や図書館の司書などが、去年6月までの1年間に出版された文庫本のうちオススメの1冊を投票で決める企画です。
今年の大賞に選ばれた「じい散歩」は、90歳近い夫婦と中年で独身の3人の息子の日常を描いた小説で、ユーモアとあたたかさがあふれる作品となっています。
宮崎市の「紀伊國屋書店アミュプラザみやざき店」の特設コーナーでは、県内のデザイナーがつくった宮崎本大賞の特別カバーの文庫本が販売されているほか、数量限定で、藤野千夜さんの直筆サインが書かれたものも販売されています。
(紀伊國屋書店アミュプラザみやざき店 長友裕幸店舗マネージャー)
「これ(宮崎本大賞)をきっかけに、『本屋さんって楽しいんだな』とか『やっぱり紙の本って読むの楽しいんだな、おもしろいんだな』というきっかけになればいいなと思っています」
【参考】
県内のおよそ35店舗の書店で、このような宮崎本大賞の特設コーナーが設けられているということです。
「宮崎本大賞」の公式エックスでは、ほかにノミネートされた作品も紹介しているとのことです。