中東カタールの首都ドーハで、さきほど爆発がありました。

イスラエル軍が声明で「ハマスの幹部を標的とした精密攻撃を実施した」としたうえで、その幹部については「イスラエルに対する戦争を画策、指揮してきた」などと主張しています。

中東アルジャジーラは関係者の話として、パレスチナ自治区ガザの停戦交渉のためにドーハを訪れていたハマスの幹部が標的となったということですが、いずれも生存しているということです。

カタールはこれまでイスラエルとハマスの停戦交渉を仲介してきましたが、今回の攻撃により、交渉はさらに難航するものとみられます。

イスラエル軍による攻撃について国連のグテーレス事務総長は9日、攻撃を非難したうえで「全ての当事者は恒久的な停戦を破壊するのではなくその達成に向けて努力すべきだ」と述べました。