築1年余り かかる費用は800万円近くも算定結果は「一部損壊」

宮崎市佐土原町の猪野宏樹さん。
今年8月、竜巻とみられる突風が築1年余りのマイホームを襲った。

(猪野宏樹さん)
「外壁が傷ついていたりとか、雨どいもまだ割れてそのままなので、これから修理というところだが、修理のメドは立っていない」

いまだ、被害の爪痕が残る猪野さんの自宅。

割れた窓ガラスや雨どい、それに、外壁の修理費など、かかる費用は800万円近くになるというが、算定結果は「一部損壊」となったため、国の制度による補助は一切受けられない。

(猪野宏樹さん)
「被害額的にはすごい額だったので、『これでも一部損壊なのか』という少し残念な気持ちがあった。被害額とか、そういうので見てもらえると、非常に被災者としては助かる」

自然災害が激甚化する中、被災地の実態に伴った制度の見直しが求められている。

宮崎市は一部損壊以上の世帯に見舞金、さらに、被害の割合に応じた独自の支援金を給付しているが、復旧にかかる費用をすべてまかなえる額ではない。

国、また、行政には、被災者の現状に応じた支援を行ってほしい。

※MRTテレビ「Check!」12月13日(金)放送 「Check!調査班」から