イチゴは夏の暑さに燃料代の高騰で・・・

およそ650アールのハウスで7品種のイチゴを育てている、宮崎市の「ひなたいちご園」。

今年はイチゴの生育に遅れがあり、生産量は去年より1トンから2トンほど減る見込みだといいます。

(ひなたいちご園 河野史弥さん)
「去年もかなりいちごの生育が遅かったが、今年もそれより少しだけ遅れていちごがなっている。遅れた原因としては、やっぱり夏場の暑さ。例年だと、9月の半ばに(苗を)植える予定だったが、暑さがあって10月の始めに植えることになった」

さらに、ハウス内を適温に保つための燃料代の高騰にも頭を抱えています。

(ひなたいちご園 河野史弥さん)
「これが暖房機になっていて、これで重油を燃やして、火を温風に変えて、ハウス全体を温める機械。重油の(費用が)かかるにつれて、いちごの値段も上がっていくので、できるだけ多くのお客さんに食べてもらいたいので、重油代を抑えつつ、なるべく安くいちごをみなさんにお届けできるように頑張っている」

園では、毎年、菓子店やホテルなどにイチゴを卸していますが、今年は取引先を減らし、値段も2割くらい上げるとしています。