台風の直撃から一夜明け、宮崎県内各地では強風による被害や冠水が相次いでいるのが次々に明らかになってきました。
台風により1人が死亡し、19人がけがをしています。
こちらは、午前7時すぎに、MRTの情報カメラから撮影した延岡市内の映像です。
各地で浸水しているのが確認できます。


延岡市富美山町では、あたり一帯が車の半分ほどの高さまで浸水し、住民がボートで救助されました。
(住民)「初めて。あの道が浸かるのは。70年いるが初めて」


また、西都市内では、広い範囲で浸水被害が確認されました。
(西都市民の高齢女性)
「おそろしですね、水は。この家が建って40年50年経つけど初めて、こんなに出たのは初めて」


また、宮崎市の赤江小学校の体育館では、壁が大きく剥がれ落ち、18日、避難していた住民20人は、別の場所に避難したということです。

また、19日午前7時半ごろ、都城市高城町で、水没した車両の中から60代の男性が見つかり、その後、死亡が確認されました。
このほか、MRTが各自治体に確認したところ強風により転倒するなどしてあわせて19人がけがをしたということです。
九州電力によりますと、午前11時現在、県内の7万8000戸余りが停電となっているということです。

また、三股町では土砂崩れが発生し、40代男性が巻き込まれた可能性があるとして、現在、警察などが捜索しています。