居場所があると、自分の不安がどこにあるのか、自分を見つめ直す時間に

「Park」が対象にしているのは主に10代後半の若者たち。
こうした世代への支援に踏み切った背景には、コロナ禍による生活環境の変化がありました。
(NPO法人ヒミツキチ 山下朋子理事長)
「コミュニケーションがとれなくて育つ機会、非認知能力というが、社会性だったり、出遊びによって育まれる機会がなくなって分断されて、すごく子どもたちの育つ場がなくなってしまった。その子どもたちが不登校が非常に多い」


実際、県内の不登校の高校生の数は昨年度は400人で、コロナ禍以降増加傾向となっています。
山下理事長は、コロナ禍にコミュニケーションの場が奪われてしまった現在の高校生世代が進学や就職の分岐点に立ついま、うまく人間関係が構築できず不安や悩みを抱えていると話します。
(NPO法人ヒミツキチ 山下朋子理事長)
「(高校生世代の)すごく不安が強くなっていて、将来、就職するのかとか、大学を目指していたけど高校を中退してしまったりとか、そういう子どもたちが非常に増えている。居場所があると、人と話をしたりとか、自分の不安がどこにあるのかとか、自分を見つめ直す時間になる。そうすると、不安もちょっと消えて、意欲が育まれる時間になるのでは」











