絹をつくるための蚕の飼育から染織物の製造までを行う全国でも珍しい工房が宮崎県綾町にあります。
その工房を創設した男性が、業界の発展に貢献したとして、今月、権威ある賞を受賞しました。
工房で長年、守られている技術、そして男性の思いを取材しました。

神前に捧げられているのは生糸

12日、綾町の神社で行われた神事。神前に捧げられているのは生糸です。

この神事は、蚕が作った「繭」に感謝するもので、「綾の手紬染織工房」のメンバーが参列しました。

(綾の手紬染織工房 秋山眞和さん)
「今年はとても天気に恵まれて、蚕にとってはいい天候でしたので、とてもいい繭ができております。その御礼を申し上げました」