製材所に牧場や旅館も経営 男顔負けの働き手で経営者

千穂ゆかりの地を工藤さんと訪ねました。

(郷土史研究家 工藤 寛さん)
「ここは千穂さんが若い時に経営していた製材所とか飯場の跡ですね、この辺が、この一帯が」

宮崎県と熊本県にまたがる祖母山の中腹にある一の鳥居。ここに千穂が営んでいた製材所があったといいます。

このほか、千穂は牧場や旅館も経営し、財をなしていきました。

(郷土史研究家 工藤 寛さん)
「男顔負けの働き手でもあったし、経営者でもあったんでしょうね。キャリアウーマンと言ってもレベルが違ったんじゃないでしょうか」

その後、千穂は、ある壮大な計画を打ち立てます。

(郷土史研究家 工藤 寛さん)
「終戦後の大混乱の時期に新しい日本を作ると、その中で理想的な農村地帯を作るという構想を練ってまして」