ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が長期化し、避難民は全世界で600万人を超えるとされています。
宮崎にもウクライナから避難してきた男性がいます。
記憶をたどりながら日々、祖国の絵を描き続けている男性、その思いを聞きました。
子どもの時の思い出があったから
(ヴィクトリアさん)「ウクライナのひまわり畑」

部屋中に並ぶたくさんの風景画。ウクライナ人のヴィクトルさんの作品です。

(記者)「これもウクライナ?」
(ヴィクトルさん)
「子どもの時の思い出、田舎の方から電車を見て、思い出があったから、思い出して描いた」

宮崎市に暮らす娘、ヴィクトリアさんを頼って今年4月にウクライナから避難してきたヴィクトルさん。

戦争が始まるまでは、首都キーウの南東に位置するチェルカースィという街で、妻のヴィーラさんと暮らしていました。

(ヴィクトルさん)
「今まで自分のおばさんやお母さんも戦争を経験した。まさか自分の年になって、自分の国が戦争になるなんて信じられなかった。
自分も年だから、国にいても何もできない、助けることができない、それがすごくつらかった。そして、結局、避難することになった」
