広島市の繁華街で12日夜、2人が死傷する火事がありました。

消防によりますと、12日午後10時20分ごろ、広島市中区胡町で「5階から黒煙が見える」と通報がありました。

消防車16台が出動。火は、翌13日午前4時10分ごろに消し止められました。

同じ建物で働いていた男性
「店の外に出たときに、花火みたいな匂いがして結構やばいんだなと。すぐお客さんを避難させて外に避難してきた。階段しか使えないので、すごいみんな慌てた状態だった」

消防などによりますと、この火事は5階のカラオケパブが出火元とみられ、この店舗の従業員の50代男性が煙を吸って広島市内の病院に運ばれたほか、店舗内の焼け跡からは60代男性の遺体が見つかったということです。

現場は、広島市中心部の繁華街で、火災があった6階建ての建物には、複数の店舗が入っていました。警察や消防は遺体の身元を確認するとともに、詳しい出火原因を調べています。
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