投資ブームが広がる中、「絶対に儲かる」などと甘い誘い文句で金をだまし取る「SNS型投資・ロマンス詐欺」。

SNSで投資話をもちかけられ、金銭などだましとられる詐欺の被害は、宮崎県内でも今年すでに2億円を超えています。

過去に被害に遭った男性が、同様の被害を減らしたいという思いから、インタビュー取材に応じてくれました。

当初、数万円の利益が出て、金を引き出すことも可能だった

(都城市に住む50代男性)
「本当に、今考えれば、『もう馬鹿なことをしたな』と思うけど、俺は大丈夫だろうというあれ(過信)がちょっと駄目だった」


自身の経験を振り返り、くやしさをにじませる都城市の50代の男性。
おととし12月、SNSでやりとりしていた女性に投資をもちかけられ、およそ300万円をだまし取られました。

(都城市に住む50代男性)
「(最初は)普段の話とか世間話をしていたけど、そういう中で投資に興味がないかという話を持ちかけられて、サイトに案内されて始めることになった」


男性がマッチングアプリで知り合い、その後、無料通信アプリのLINEを通じてやりとりしていたのが「純子」と名乗る人物。

(投資をもちかけるメッセージ)
「あなたも14万円から始めることをおすすめします」


男性は、投資をするための別のLINEアカウントを追加するよう誘導され、そのアカウントから指定された口座に送金するよう指示を受けました。

男性は、10万円程度の資金から投資を始め、当初、数万円の利益が出て、お金を引き出すことも可能だったということです。


(都城市に住む50代男性)
「大きいお金を入れれば利益も大きくなるという、サイトに掲載された表があったのですが、いっぱいお金を入れれば利益も上がるし、ボーナスみたいなのもつくと」