裁判員になる年齢が18歳以上に引き下げられる中、学校での法教育に役立ててもらおうと、宮崎地検が教員を対象にした講演会を開きました。

講演会には、県内の小学校から高校までの教員あわせて12人が参加し、宮崎地方検察庁の岩下新一郎次席検事が講師を務めました。

岩下次席検事は、成人年齢を引き下げる改正民法の施行により、裁判員も来年から18歳以上が選ばれることを紹介。
裁判員に求められることなどを説明したほか、18歳であれば、十分に議論に参加できると訴えました。

(宮崎地方検察庁 岩下新一郎次席検事)
「皆さんに求められるのは、一般的な社会常識。そして、それは、18歳であれば十分に議論に参加できるだけの裁判、これを検察官も、裁判官も、弁護人も意識して作り上げていきます」

一方、参加した教員からは、高校生が選ばれた場合の対応などについて質問が出されていました。