「放課後児童クラブ」とは、昼間、仕事などで保護者が家庭にいない児童を対象に小学校の空き教室や児童館などを利用して開設されるもので、宮崎市内には63の放課後児童クラブが設けられています。

そして、宮崎市では保護者からの要望を受け、今年度から一部の放課後児童クラブの利用時間を延長しました。

具体的には、閉館が1時間延長されて午後7時まで、土曜日や長期休みの期間は開始時間が30分早くなり、午前7時半からとなりました。

利用している保護者からは「ありがたい」という声が上がる一方、支援員の確保など課題もあるようです。現状を取材しました。

保護者は時間的に余裕ができた

宮崎市の檍小学校の敷地にある檍児童クラブ。

(廣末圭治記者)
「午後6時になりました。午後7時まで時間延長された、こちらの放課後児童クラブには10人近くの子どもたちが残っています」

これまで、こちらの児童クラブは利用時間が午後6時まででしたが、今年度から1時間延長され、午後7時までとなりました。

昨年度までは、急いで迎えに来たり、遅れたりする保護者も多くいたといいますが、閉館時間が延長されたことで、保護者は時間的に余裕ができたと話します。

(保護者)
「すごく助かると思う。仕事が終わって迎えに来るまでの道中に焦ったりしなくていいので」

(保護者)
「保育園の迎えもあるので、保育園も(預かり)延長しながら、どうしても帰り着く時間が遅くなってしまっていたが、先に保育園に迎えに行って、こちらに来られるので、仕事もギリギリの6時までやって帰れるので、助かっている」