指令を潜水艦に送信
「えびの送信所」ができたのは今から30年余り前の1991年。

施設の建設には広大な敷地が必要だったため、えびの市の山中が選ばれたという。
ここでは「VLF」という超長波帯の電波を使って、海上自衛隊の神奈川県の部隊から来た指令を潜水艦に送信している。

国内で稼働している唯一の超長波通信施設で、日本一の大きさを誇るアンテナだという。

さっそく、鉄塔のもとに案内してもらった。
(海上自衛隊えびの送信所 田本茂久 所長)「こちらが下からも見えている鉄塔になります。鉄塔は8本あってそれぞれ高さが異なる。いまこちらで見えている鉄塔230メートルの鉄塔になっていて一番高いので270メートル一番低いので160メートルの高さになる」

鉄塔は、先端が標高1000メートルにそろうようそれぞれ長さが変えられていて、電波は、鉄塔につながるアンテナから発せられているという。

(渕記者)「電波はどのくらいとどくのか?」
(海上自衛隊えびの送信所 田本茂久 所長)「そこは具体的には答えられないが遠くまでとんでる」