河川カメラがとらえた氾濫 わずか1時間で水位1メートル上昇
石川県が中山橋に設置した河川カメラの画像です。12日午後9時の時点では、護岸の高さまではまだ50センチほど余裕がありました。

しかし猛烈な雨で水位は上昇し続け、次第に橋の下が見えなくなっていきます。津幡町が避難指示を発表した午後10時には、すでに水が道路にもあふれ出し、避難が難しい状況になっていました。

松本さんは当時の状況について「流れが速くて、とても外に出られなかった」と振り返ります。
水はその後も上がり続け、橋の欄干やガードレールを飲み込んでいきました。
【写真を見る】飲み込まれる集落 河川カメラがとらえた氾濫(10分ごとの連続画像)
松本さんは、住宅の1階部分が70センチほどの高さまで浸水し、夫婦で階段に座ってただ水が引くのを待っていたといいます。松本さんは「玄関までついたことはあるが、それより上に上がったのは初めて。畳をどうするかと言っている間に畳が全部浮いてしまった」といいます。
